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ギターの弾きやすい基本的な構え方が知りたいです。
体に負担のないフォームがあれば教えてください。
こんな質問にお答えします。
こんにちは、ナオクです。
ギター歴40年以上、プロになるまで、たくさんの失敗と挫折をしてきました。
基本のギターの構え方を解説します。注意点や、体が痛くならない方法、
体に負担の少ない構え方のコツもお伝えします。
クラシックギター(ガットギター・ナイロン系ギター)を用いますが、
基本的にアコギ・エレキなどにも共通の構え方です。
この記事は2分ほどで読めます。
この記事を書いた人
ナオク
下舘直樹 – Naoki Shimodate —
ギブソンジャズギターコンテスト
特別賞受賞、国内外で作編曲、
ギター講座講師、コンサート、
レコーディングワーク等で活動。
基礎心理カウンセラー
バークリー音楽院留学
ギターの弾きやすい構え方。ストラップを使う
![guitar form strap](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_7805-3-3.jpg)
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![guitar form](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_8044-2.jpg)
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ストラップを使うことで、立ちでも、座りでも、同じフォームを保てます。
本番に立って演奏する人でも、座って練習することができます。
エレキギター、アコギ(アコースティックギター)にはストラップピンがついていますので、
ストラップを買えば、そのままカンタンに取り付けられます。
ストラップを使いたくない人、座って構えたい人
クラシックギター系(ガットギター・ナイロン弦ギター)には、
ストラップピン(ストラップを止めるピン)がついていない場合が多いです。
ギターを加工したくない人、傷つけたくない人には、
支持具、ギターサポート、ギターレスト、ギターリフトなどをおすすめします。
足を組む構え方、足台を使う構え方については後ほど説明します。
では、ストラップをつけて構える方法を説明します。
実は構え方にもコツがあります。
体の負担をなくすために、良い例と悪い例を挙げて、重要なポイントを説明します。
ちょっと非常識かもしれませんが、わたしはこの方法で何年もやっています。
良い例
![guitar form good 002](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/2020-06-20_02h32_05-002.jpg)
![guitar form good 002](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/2020-06-20_02h32_05-002.jpg)
腕はまっすぐ下りて、余分な力は入っていません。おすすめの構え方です。
悪い例・肩や腕を痛める可能性がある構え方
下の写真は、悪い例、肩や腕を痛める可能性がある構え方
![guitar form bad](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-form-bad-007.jpg)
![guitar form bad](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-form-bad-007.jpg)
横から見ると、右腕のひじが、赤い矢印の方向に上がっています。
このように、ひじを上げた状態を長時間続けると、肩こり、四十肩、五十肩の原因につながります。
ギターを傾ける角度をキープするためのヒント【ちょい裏技】シールを貼る
![guitar form center seal](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-center-check-007.jpg)
![guitar form center seal](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-center-check-007.jpg)
ギターを傾ける角度をキープするために、シールを貼っています。こうすると同じフォームを保てます。
本当はもっと小さな点のシールですが、画像でも見えるように、
白いテープを貼りました。
Aの赤丸とBの赤丸(12フレットのポジションマーク)をつなげた直線が
自分の中心に来るようにすれば、ギターを傾ける角度を保てます。
自分から見てギターのネックは、10時くらいの方角を向いています。
高さはサウンドホール(中央の穴がある所)が、みぞおち辺りに来ます。
(ストラップの長さを調整してください)
次は足を組む構え方について解説します。
足を組む構え方
![guitar form](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_8213-22.jpg)
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![guitar form](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_8202-3-1.jpg)
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![guitar legs flamenco](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-legs-flamenco-001.jpg)
![guitar legs flamenco](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-legs-flamenco-001.jpg)
足を組むときの注意点
体に負担がかかる
長時間、足を組んだ姿勢を続けると、太ももを圧迫することで足のしびれや、
背中を曲げた状態が続くことで、腰の痛みにつながる可能性があります。
次は足台を使う構え方について解説します。
足台を使う構え方
![guitar legs foot stool](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-foot-stool-right-001-762x1024.jpg)
![guitar legs foot stool](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guitar-foot-stool-right-001-762x1024.jpg)
![guitar legs foot stool](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guiar-foot-stool-left-001.jpg)
![guitar legs foot stool](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/06/guiar-foot-stool-left-001.jpg)
足台を使う時の注意点
足台を倒す可能性があります。
足台には、鉄製、木製、アルミ製などあります。
持ち運びに便利な、鉄製、アルミ製の足台は、軽い分、
足を動かしたり、リズムを取ったりすると、倒れることもあります。
木製などの重たい足台を使えば安定はしますが、持ち運びには不便ですね。
また、足の上にギターを乗せた状態で、同じ姿勢を長時間続けると、
足のしびれや、腰痛、背中の痛みが、出てくる可能性があります。
私は仕事で立って弾くことが多いので足台は使いませんが、かわりに、
先ほどにも書きました、支持具、ギターサポート、ギターレスト、ギターリフト
などを使うのもよいでしょう。
まとめ
以上、ギターの構え方や注意点を説明しました。
正しい構え方は一つではありません。プロになってからでも試行錯誤を続けます。
ギターを弾くフォームは、ちょっと変えるだけで、弾きやすくなることがあります。
人それぞれ体格の違い、美意識の違い、好みがあるので、
ぜひ、実際に構えて、色々試して、自分に合うフォームを見つけてください。
本ページの使用ギター:YAMAHA FLAMENCO STANDARD ヤマハ フラメンコ スタンダード (Amazon)
弦 : Luthier Silver ルシエール シルバー(Amazon)
チューニングが安定するまでの時間が短く、ライブ本番8時間前に交換しても安定して、大丈夫でした。音も癖がなく、製品ごとのバラつきも少なく、フィンガーノイズも少ない、しかもそれほど値段もお得です。
![](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2020/07/1593620550_optimized-300x186.jpg)
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![](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2021/09/guitar-arm-cover-protecter-004-300x225.jpg)
![](https://naoqs.com/wp-content/uploads/2021/09/guitar-arm-cover-protecter-004-300x225.jpg)
参考音源
YAMAHA FLAMENCO STANDARD ヤマハ フラメンコ スタンダード、Luthier Silver ルシエール・シルバーでレコーディングしました音源、星野ゆかさんの曲、2分19秒からギター2本重ねています。