タンゴ聴きたい
2021年はピアソラの生誕100周年にあたります。
「タンゴといえばピアソラ」と思う人は多いですね。
私は正直、ピアソラについて誤解していました。
「アストル・ピアソラ 闘うタンゴ」を読んでビックリ、発見がありました。
生い立ちが興味深いです。
ピアソラは当初、「タンゴのことなんて考えたくなかった」と言っています。
そのようなスタンスから、タンゴに革命を起こしていった流れが詳しく書いてあります。
著者の斎藤充正さんの情熱が凄く、読み応えがありますね。
ピアソラとギター
父親にバンドネオンを買い与えられる前は、ギターも弾いています。
ピアソラは下記の3人のギタリストのために作曲しました。
ロベルト・アウセル Roberto Aussel
1954年アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。13歳で最初のリサイタルを開く。23歳の時パリに移住。パリ国際ギターコンクールの優勝経験を持つ。
バルタサル・ベニータス Baltazar Benitez
ギター奏者、編曲家。ウルグアイ・モンテビデオ生まれ。
12歳からギターを弾き初め、モンテビデオ国立音楽院でアベル・カルレバーロに師事。1969年には国立放送局主催のコンテストで優勝、その後もいくつかの賞を受賞、奨学金を得てスペインでアンドレ・セゴビアにも師事している。1976年に初録音。1985年12月にはモンテビデオでピアソラと共演し、バンドネオンとギターのための協奏曲《リエージュに捧ぐ》をラテンアメリカで初演した。 Baltazar Benitez website アストル・ピアソラ 闘うタンゴ より引用
ホルヘ・オライソン Jorge Oraison
1946年生まれ。ギター奏者、編曲家。ウルグアイ・モンテビデオ生まれ。
1971年パリ国際ギターコンクールで銀メダルを受賞。その後はオランダを拠点にヨーロッパで活動。
アストル・ピアソラ 闘うタンゴ より引用
映画音楽
ピアソラの作品は数多くの映画音楽でも使用されています。
以下の3作品はアメリカ映画。(アマゾンリンク)
ブルー・イン・ザ・フェイス Blue in the Face
ブルー・イン・ザ・フェイス Blue in the Face
デイビッド・バーンの選曲で「タンゴ・アパシオナード」を使用。
12 モンキーズ 12 Monkeys
12 モンキーズ 12 Monkeys
プンタ・デル・エステ組曲イントロダクションのリアレンジを使用。
ゴリラ Raw Deal
ゴリラ Raw Deal
アーノルド・シュワルツェネッガー主演。
グレース・ジョーンズが歌った「アイヴ・シーン・ハー・フェイス・ビフォア」(「リベルタンゴ」に歌詞を付けたもの)がレストランBGMとして流れる。
ピアソラについて、興味をもったら、まず、この映画をおすすめします。
誤解していたことばかりで「ピアソラさん、申し訳ありません」と言いたいです。
ピアソラ生誕100周年記念盤 リベルタンゴ~ピアソラ・フォーエヴァー
代表曲を集めたコンピレーションアルバム Japanese only compilation