キューバ出身のギタリスト、
作曲家・レオ・ブローウェルの天才ぶりにびっくりした思い出。
1994年にスペインのコルドバで、
レオ・ブローウェルの作曲クラスを受講しました。
生徒達が作った曲に対して、
「もっと、こうしたら良いよ」
というアドバイスする授業。
生徒達はおのおの、作った曲をレオ先生の前でギターを弾いて、披露しました。
びっくりしたのは、
生徒がギターで弾いた曲を、一回聴いただけで、
レオ先生が、ギターで弾いて再現したこと。
ピアノでは、それが出来る人を映像で、観たことがあります。
しかし、ギターでは初めて見ました。
ただ、一音一句、完璧に再現した訳ではありません。
それでも、驚きです。
「どれだけ沢山のギターのハーモニー、
押さえ方を知っているんだ!
どれだけの時間、ギターを弾いて来たんだ!」
その時、レオ先生は55歳頃。
すでに、右手の腱を痛めて指揮活動が中心で、
演奏活動はしていませんでした。
しかし、先生達が出演する、コンサートでは、
レオ先生もステージでビートルズのソロを少し弾いていました。
クラシックギターでチョーキング(ベンディング)
していたのが印象的で、今でも覚えています。